ADMIN TITLE LIST
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


toc

時間がたってしまいましたが、応募が34.5%と目標数には達せず、「初の敵対的TOBが成立するのか?」と注目を集めた、スティールパートナーズのTOCへのTOBですが、解説記事が出ていたのでまとめてみようかな、と。

広報上は、こういった結果が出た後は公式コメントを用意し、場合によっては会見を行うのですが、今回もご多分に漏れず、金子社長のコメントが出ていますので、まずそちらから。

「かなりの株券が対抗する方に買われていたのは予想外だった」、「800円に対してかなりプレミアムを乗せた1308円(で提案したTOB)だったので私は楽観視していた」、「市場での取引なので値段しかないと思った」。

と価格とは別の理論が働いた点を強調した上で、今回のTOB不成立について、

「残念だが、R&D(研究開発)のようにとらえる」、当初応募を表明していたうち売却し、テーオーシー側についた「11─12%がだれか分からないと、今後(の方針)も分かりにくい。経済原則で動かないということは、違うところで結ばれているということ」、と明確にNextStepを示しています。(いずれもAsahi.comより)

これに対して識者のコメントはというと、

「応募はずいぶん少なかった印象だ。敵対的TOB(株式公開買い付け)のハードルはまだ高く、今回は、国内の機関投資家が壁になったのではないか。ダヴィンチ・アドバイザーズの提案はロジカルだった」、「しかし『敵対的なのだから応援しても仕方ない』との意識が広がっていたのかもしれない。日本で敵対的TOBのが本当に成功するかどうか、まだまだ疑問視されていることが分かった」、「国内の機関投資家が、企業価値を高める提案をしっかり評価できる資本市場にならないと、敵対的TOBはなかなか成立しない」。(大和総研 経営戦略研究所 藤島裕三 主任研究員)

敵対的TOBの難しさを、日本の市場が未成熟であることに紐付けていますね。

「ダヴィンチは、テーオーシー買収後にどのように株主価値を上げようとしているかについて、もう少しかみ砕いた説明が必要だったのではないか。事業戦略を伴う説明が足りなかったのではないか。TOBで70%近いプレミアムを乗せたから良いではないかという説明は、アングロサクソン流には割り切れても、日本の投資家にとっては、まだもう少しかみ砕く必要があると思う」、「外からみれば、敵対的買収が成立しなかった日本の市場は遅れていると映るのかもしれない。いくつか事例を重ねれば、日本も変わっていくのではないか」。(野村証券金融経済研究所投資調査部 西山賢吾氏)

こちらは未成熟と、いうよりも国民性に起因している、というような意見です。

先日筆者もエントリの中に書きましたが、安易なMBOはいかんぞ、ということだけは、今回の攻防ではっきりしたのではないでしょうか。

こちらの引用もAsahi.comでどうぞ(Asahi.comはロイターの配信記事を載せているので、ファイナンス系は充実していますね。今回の発見でした。)
スポンサーサイト

テーマ:広報という仕事 - ジャンル:ビジネス



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 広報の視点, All rights reserved.



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。